ドレスのレンタルが日本でも浸透し始め、むしろドレスはレンタルする方がエコなんだという会話も増えてきました。結婚式や何かのパーティーにお呼ばれした時、自分のクローゼット中にあるドレスを見ながら「そういえばこんなドレスあったな」「このドレス気に入ってるけど季節的に違うなぁ」「このドレス着たいけど、今回のシーンには合わないなぁ」などと悩み始める。そして、SNSの普及により日々新しいデザインやトレンドの情報を目にしていると、新しいドレスが着たくなったり、気分も変わり違うドレスが着たくなった経験ってありませんか。
クローゼットにドレスはあるのに「着るものがない!!」となり、お休みに探し回っていたりするのではないでしょうか。そんな時は、そういったパーティーにふさわしいドレスやアイテムが揃っているお店があるととても便利。それがHAUTE rent to runway(オート・レント・トゥ・ランウェイ)のオンラインストアなのです。
なぜレンタルなの / Why we rent
HAUTEはそんな困った時に着てみたいと思うものが必ず見つかる夢のようなクローゼット。パリ、ニューヨーク、ロンドンへと買付に行き、私たちが心くすぐられるラグジュアリーブランドのショールームへと足を運び、そのデザイナーの想いも含めて素敵だと思える、共感できる、日本の女性達にも知ってもらいたい、触れてもらいたい、体験してもらいたいと思うような商品だけを集めています。
そんなドレスやアクセサリーをレンタルしていただけるオンラインストアなのです。
「可愛いけど、高級すぎて手が届かないな」「一度しか着ないドレスにそこまでお金をかける事は難しいな」というのがやはり本音。だけどレンタルだったら販売価格の1/10の価格でそのドレスを体験できてしまうのです。パーティーの主催者もゲストにはとびきりのオシャレをしてきてもらいたいと思っています。海外のように素敵なパーティーにしたいと思っています。それにはゲストの方がどんな装いなのかが”KEY”なのです。
エコな事 / It’s very eco.
そして、レンタルする事って実はとてもエコな事だという事をご存じでしょうか。ファッション業界は華やかな世界でもありますが、実は第二の環境汚染産業。毎年更新されていくファッションのトレンドを消費者が取り入れやすくする為の”ファストファッション”が当たり前となり、すさまじいスピードで生産され、毎年必要以上に洋服が量産されています。
みなさま、ご存じでしょうか。ファストファッションで生産された商品の50%以上がなんと1年以内にゴミとなっているのです。リサイクルされて新たな生地や燃料となっているものももちろんありますが、ゴミとなったものは埋め立て地へと送り込まれ、そこから有毒ガスが発生しその地域で生活をしている人の生活を最悪なものにしています。
もちろん寄付されているものもあります。しかしその寄付されたお洋服が大量に届いた地域は安価なもので溢れてしまい、その地域の伝統などを大切に作っているような地元の産業を脅かしているのです。一度しか着ないかもしれない洋服を購入して捨てるような消費をするのであれば、またデザイナーというファッション業界の才能を守る為にも、レンタルというサービスを利用して、買う事はできない素晴らしく計算されたデザインのドレスやアクセサリー、バックを体験する方がその日1日もっと素敵に過ごせる気がしませんか。
消費の仕方 / How you consume
ずっと長く着ていたいと思うような洋服なら購入しましょう。ですが、気分やトレンドで選ぶような、また限られたシーンでしか着れない洋服は「レンタルする」という事がとてもスマートな時代なのではないでしょうか。アメリカで大人気のレンタルルサービスを提供する会社 Rent the runway を知らない女性はアメリカにはいないくらい、アメリカではパーティードレスだけではなくデイリーに着る洋服すらレンタルする事が文化になりつつあります。”所有する”という事に対して必要性を感じなくなっているのです。でも洋服やドレスは必要。特に、パーティードレスなどの機会が限られているアイテムはレンタルする事がただスマートではなく、日本でも必要な時代になっていくと思います。
2013年4月24日バングラディッシュで発生した商業ビル、ラナ・プラザ崩壊事故から今日でまる丸6年。この事故を知り、事実を受け止め、少し立ち止まって、過去または今の自分たちの洋服の買い方を少し考え直してはどうでしょうか。その上で自分たちができる事を一つずつ、少しずつ変えるだけで現状も変わっていくはず。みんなの意識も変わっていくはず。HAUTE rent to runwayはオシャレで素敵なものを皆さまにお届けするだけではなく、エシカルな消費という意識を日本に拡めていきたいと思っていますし、日本でもそんな会話が当たり前になる日がくると信じています。
追記:
こちらのドキュメンタリーはファッションの裏側についてたくさんの情報が詰まっていて衝撃的な事実ももちろんありますが、その事実を知りたい方にはとてもお勧めです。ファッションが大好きだからこそ知っておくべき事実がここに。是非観てみてください。
Written by Mayuri